ステーキ専門店で近年、大規模な店舗拡大で成長してきた「いきなりステーキ」ですが、2019年から2020年の年末年始にかけて大量閉店することが発表されました。いきなりステーキは、全国に約500店舗ほどあります。何故?いきなりステーキが閉店するはめになったのか?また閉店する店のリストと日程はいつ頃からなのか?いきなりステーキの評判は?美味しいのまずいのどっち?などを調べてみたいと思います。
いきなりステーキが大量に閉店する理由とは?
2019年11月に、経営難を発表したいきなりステーキ。2019年12月期、第3四半期で16億8500万円の特別損失を計上し経営が成り立たなくなってており、大量に店舗閉鎖を余儀なくされてしまいました。
その原因と理由は、店舗拡大を急激に行ったこととそのことによる「カニバリゼーション」(自社競合)が起きたことらしいです。
さすがに、全国500店舗にもなると、単純に考えても県10店舗以上または、大都市圏ではさらにその密度が増しますしそう考えると競合は結構厳しいものになりますね。2019年の事業計画では、新たに210店を出店展開する予定でしたが、実際には115店へ縮小されたようです。
いきなりステーキの閉店店舗リストが判明!
「いきなりステーキ」は11月に、44店の閉店を発表していたが、具体的な店舗名は公表していなかったが、2020年1月13日にホームページ上で、閉店する店舗を発表した。
閉店予定店舗リスト
・苫小牧店(1月13日)
・釧路店
・フレスポ函館戸倉店
・米沢万世町店
・山形東根店
・山形江俣店(1月13日)
・秋田横手店
・フレスポ一関店(1月13日)
・虎ノ門店
・銀座6丁目店
・国立店
・新橋店
・横浜元町店
・足柄店
・鶴ヶ峰店
・我孫子店
・千葉こてはし店
・佐倉店
・千葉誉田店
・アクロスプラザ三芳店
・行田店
・浦和埼大通り店
・石岡店
・新潟青山店
・三条東新保店
・飯田店
・川中島店
・フレスポ大町店
・静岡駅前店(1月13日)
・浜松プラザフレスポ店
・浜松三島店
・福井種池店
・和歌山永穂店
・神戸北泉台店
・ヒルステップ生駒店
・倉敷中畝店(2月2日閉店予定)
・フレスポ大洲店
・フレスポ西条店
・今治店
・大分駅前店
いきなりステーキの評判はどうだったのか?
いきなりステーキは、ペッパーランチでおなじみの外食産業ペッパーフードサービスが運営するステーキ専門店です。ステーキというとレストランなどで落ち着いたところでゆっくりと食べるイメージでしたが、いきなりステーキは、前菜などは最初には一切食べずに真っ先にワインなどと一緒にステーキを味わうことをコンセプトとしています。
コストパフォーマンスを追求し、厚切りでビッグサイズのステーキが安くいただけるのが魅力です。当初は立ち食いスタイルで注目を集めましたが、最近は店内にはテーブル席もあります。また、大型商業施設のフードコート内にある店舗もあり、カジュアルな雰囲気で気軽にステーキを楽しめるようです。
いきなりステーキの口コミと評判を調べてみました!
コスパが最高のランチでした! (女性)
テレビのニュースなんかで立ち食いのステーキ店と紹介されていたので、さすがに立ち食いは嫌だなとちょっと遠慮していました。ときたま通りがかりに店内を覗くと、全ての席に椅子があるではありませんか。なので平日のお昼に200gのステーキのランチセットをいただきました。柔らかくてジューシーで結構美味しかったです。セットで1000円ちょっと。とてもコストパフォーマンスの良いランチになりました。
この価格でなかなかの品質(男性)
先日はじめていきなりステーキを利用しましたが、お肉の品質も良かったと思いますしお肉自体が柔らかくジューシーなので、値段のわりにおいしかったです。過度な期待せずに注文すれば十分満足にいただけるステーキだと思います。300グラムのステーキを注文しましたが、ペロリと食べちゃいました。私的にはソースがなかなかの絶品で美味しいです。立ち食いスタイルでステーキを食べるというのも特に嫌ではないので近いうちにまた行きたいです
ワクワクして美味しかったです(女性)
私は店舗が忙しい時間帯に来店したので少し最初の注文方法などが分かりにくかったです。ステーキを注文すると目前で好みのグラムに切って貰えるのが、ちょっとしたアトラクション感があってワクワクしました。少しお願いしたグラムより多めに切って貰えます。おススメはレア注文しました、とっても柔らかくて250gをペロっと食べてしまいました。また、ステーキの上に乗っているガーリックバターが美味しいです。とにかく凄く美味しくて満足したのでまた行きたいなと思います。
お店の経済状況とは全く異なりいきなりステーキの口コミや評判はかなり良いようですね!
私も近くにお店ができた当時は2度ほど行ったのですがお値段の割にはそこそこおいしい肉だったように思います。
ただステーキはそんなに頻繁に食べたくなるものではないのでその辺がちょっと経営を圧迫する原因にもなっているのではないでしょうか?ただ皆さんの評判がいいのでこれからも頑張って営業して欲しいと思います。
久しぶりです😋🥩
お店閉まらなくて良かった〜❣️#いきなりステーキ pic.twitter.com/Bhs123ndaY— 響子 (@hibikiko_ISLAY) 2020年1月13日
いきなりステーキが失速した理由とは?
1.売上の低下
急速な店舗拡大ににより消費者の飽きが進み、売上が低下したことも原因の一つと言われています。近過ぎる場所に出店した影響で客の奪い合いが起き、既存店の売り上げが悪化。
特に売上が低下したのが郊外の幹線道路沿いのロードサイド店だそうです。
昨年一年間で25億を超える赤字を計上している。閉店するのはこのような理由から採算の取れていない店舗が中心みたいです。
MONEY TIMESによると、ペッパーフードサービスの営業利益は前年同期比で98.2%と大幅減。売上高は前年同期比で15.2%増の518億5,700万円と伸びものの、営業利益は23億9,400万円から4,400万円まで極端に縮小している。
2.競争力の根幹であるQSCの乱れ
急拡大によって、アルバイト店員やそれを指導する店長の教育が追い付かず、飲食店の競争力の根幹であるQSC(クオリティー、サービス、クリンリネス)にも乱れが生じているようだ。また、スーパーバイザーと呼ばれる管理職は複数の店舗を統括指導する役職だが、本来は2~3年の店長経験を積んだ人材を充てるのが通例だが、店舗の急増に対応するため、「半年~1年でスーパーバイザーに昇格させていた」のが現実だそうだ。事業拡大のペースに人材育成が追い付いていないことが、いきなりステーキの現場力の低下を招いた原因でもあると言われています。
時代錯誤のワンマン社長なのか?
社長からのお願いメッセージがあったのは、お客だけではない。従業員に対しても「皆さんのご両親、兄弟、友人にもお店に来られる様におススメ下さい」「一人でも多くのご来店に繋げてください」などのメッセージを出し、失笑を買っている。
また特になんの理由もなく朝礼や店長会議で社員に番号をつけ点呼させていることについても「ワンマンだ」「時代錯誤だ」と批判が殺到しており、この模様を放映した番組をきっかけに一瀬社長に嫌悪感を抱いた人も数多くいたようです。
本日の #いきなりステーキ
ワイルドステーキの肉質が最近少し改善されたと思っていたら、やはりかなりのクレームが入っていたらしい最近スタッフの外国人比率が高くなったが、前にいた日本人よりかなり優秀に見える
ランチステーキが食えなくなると困るので頑張って下さいよ一瀬社長! pic.twitter.com/XRkGUTrFqO
— しゅう太郎@プチ田舎暮らし中 (@syutaro_jp) 2020年1月16日
一瀬社長がステーキが硬いことを謝罪
社長は「ワイルドステーキが、時々硬いとお叱りを受けておりました」と1月14日に「いきなり!ステーキ」の店舗で、提供するステーキが硬いことを謝罪する張り紙が掲示されました。張り紙は「一瀬社長より皆様へ」で始まり、昨年の12月に「お客様のご来店が減少しております。このままではお近くのお店を閉めることになります」「創業者からのお願いです。ぜひ皆様のご来店を心よりお待ちしております」といった言葉をつづった張り紙を店舗に掲出し、ネット上では「上から目線」などと批判を受けてしまいました。
そして「いきなりステーキ」で一番人気は、ワイルドステーキですが、時々硬いとお叱りを受けておりました。わざわざ足を運んでくださったお客様が硬いステーキを食べられた時、もう二度と来られないばかりか、悪い口こみが店を台無しにします。誠に申し訳なく思いますと、ステーキが硬いことについて謝罪した。
最後には人気ステーキを柔らかくて美味しいと言って頂けます様努力してまいります。大いに反省しておりますと、改善を約束しています。
最新情報がありましたので追記します
一瀬社長は、 色々と話題になった店頭に張り出したメッセージを毎月定期的に発信するらしいです。また、SNSも活用していく方針を明らかにしています。幸い売り上げも回復基調にありメッセージで注目を集めたことも相まって、各種の施策が功を奏してきたみたいですね。
社長はこの1年で多くの事を学んだと発言しています。お店に来ていただけない理由は、お客様の心に届かない事をやってきたからだと発言しています。今後は、おいしいと評判になるお店を目指してほしいと思います。
いきなりステーキ閉店まとめ
私たち消費者はいきなりステーキでいつまでも美味しいステーキを食べたいと思いますので今後いきなりステーキがどのような方法で企業を再建し、また新たにブランドイメージを作り上げていくのか陰ながら応援して見守っていきたいと思います。
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