世界一難しい木管楽器であるオーボエという楽器の魅力について紹介致します。
この楽器は主にクラシックで大活躍する楽器ですが、世間的には地味な楽器です。
クラシック漫画「のだめカンタービレ」で黒木くんというキャラクターが演奏している、という説明をしたら理解してくれる人が多いです。
そんなオーボエですが、中学校吹奏楽部に入部して初めて出会い、難しくストレスが溜まる楽器でありながら14年間演奏し続けることができるほど、楽しく魅力的なのか、という点を紹介致します。
最初はオーボエが大嫌いでした!
中学校2年生の時に陸上部を辞めて暇だった自分に吹奏楽部の友達が勧誘してきて、たまたま人員がいないオーボエを吹かせられ、たまたま音が出たことが演奏するきっかけでした。
小学校でエレクトーンを習っていたため音楽自体は好きでしたが、途中入部なので同級生はみなコンクールの練習で忙しく、後輩と練習することが当時は恥ずかしく思っておりました。
しかもオーボエの練習方法がわからない、聞ける人がいない状況で、なかなか上達せず音程すら合わない状況でした(オーボエはかなり息を圧縮させて楽器に吹き込まないときれいな安定した音は出ません)。
そんな中学園祭で初めての演奏&いきなりソロ。
当時はソロの役割がよく分かっておらず適当に吹いていました。
しかし冬の定期演奏会でもソロが巡ってきたときに、「しかして一人で目立てる楽器なのか??」と気づき、一人でメロディーを吹くことに楽しさを覚えました。
このことがオーボエを楽しいと思えることになったきっかけです。
音色こそが一番の魅力!
オーボエの魅力といったら何といっても音色です。
個人的に楽器の音色をよく人に例えることが多いのですが、オーボエの音色は美魔女だと思います。
要するに、クラリネットやフルートの用に澄んだ少女の様な音色ではなく、色気があります。
クラリネット、フルートはビブラートがなくてもきれいな音を出すことができますが、オーボエはビブラートが絶対にあったほうが綺麗な音を出すことができます。
つまり化粧をしたら大化けする美魔女のような存在(表現が不適切でしたらすみません)だと思っております。
また大変手間がかかる分愛着も湧きます。
ダブルリードという葦を2枚重ねて作るリードを吹き口に着けて演奏しますが、このリードが①高価②作製に時間がかかる③すぐにダメになる④湿気の影響が強いというデメリットがあります。
高価なのは学生にとって大きな痛手であり、特に中学生、高校生にとってはお財布が悲鳴をあげます。ちなみに1本3000円程度です。
買ったところで同じリードをずっと使い続けていると3日もたたず音が悪くなってきます。
その為リードを選ぶときには3本まとめ買い、しかもいい音が出るリードを選び抜くため1本1本のリードを大切にするのがオーボエ演奏者だと思っております。
このたくさんをデメリットと付き合っているからこそオーボエには大きな愛情が湧いてきます。
たくさんの仲間と演奏できる喜び!
社会人になっても社会人吹奏楽団に入ってオーボエ演奏を続けております。
この活動を続けて一番楽しいことは、今まで知り合えなかった人と一緒に演奏できることです。
演奏家には酒飲みがなぜか多いのですが、普通に暮らしていたら絶対に会わなかったであろう人もフラッと紹介で楽団に遊びに来て、練習や本番あとの飲み会で一緒に飲むことが最高です。
まじめな音楽の話をしても勉強になるし、いろんな考えをしている人がいるんだなあ、と毎回思うことができて何回演奏会をしても飽きません。
演奏レベルも学生の時よりもアップしているので、演奏していても楽しいし、他の人のソロを聞いている時もとても楽しい、とにかく楽しいです。
この演奏活動がなければ生活に張りがなかったと強く思います。
毎回新鮮たくさん!
毎回の演奏会で60人前後の人たちがいますが固定メンバーは社会人団体の為あまり多くありません。
そのため、多くの人と出会うことがあり、音楽に対する姿勢や考え方、生活に対する考え方を学び、全力で遊んでいる人が多いことが一番学びになりました。
オーボエは繊細な楽器の為、あまりほかの楽器の人と話していても合わないと感じることが学生時代はありましたが、きちんと話すとほかの楽器であってもきちんと理解してくれたり逆に質問してくれることがあったりするので孤独感がなくなりました。
また、ソロで渾身の出来だ!と思ってもほかの人からしたら「この部分をもっと治したほうがいい」など自分で気づかなかった部分を指摘してくれます。
そのため、社会人になっても他人の存在は大切にしなければならないと、月並みながらも再認識することができました。
楽器を演奏することは楽しい!
オーボエを演奏することによって音楽に対する自分の考えを養い、社会人になっても継続したことによって多くの人と出会うことができ、それによってまた新しい考え方を知ることができました。
オーボエは難しい!ほかの楽器とは違うんだ!という学生時代の孤独感がなくなり、社会人のほうが気楽に楽しむことができてます。
人生を歩むうえで何か好きなことを見つけて没頭したら、新しい考えや出会いができると感じます。
オーボエという気難しくお金もかかるが素晴らしい楽器と出会って自分の人生に張りが出て生き生きすることができました。
これから先も楽器を続けて新しい出会いに感謝しつつ、もっともっとオーボエをうまくなっていきたいと思います。
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