2007年に初音ミクに代表されるバーチャルアイドルという市場が生まれ、最近ではバーチャルモデルやVtuberといったまだどこかバーチャル感を残した外見の新しいバーチャルヒューマン市場が注目されていましたが・・
最近、さらに進化したバーチャルヒューマン市場が話題になっているようです。
という事で今回は、「アイドルやモデルがいなくなる?AIが自動的に生み出す時代に」と題して紹介してみたいと思います。
データグリッド社が開発した「アイドル自動生成AI」
データグリット社は、日本のベンチャー企業で人間が担当している作業を代替できる存在としてAIに着目し、リアリティの高い外見作りを目指して「アイドル自動生成AI」を開発完成されました。
「アイドル自動生成AI」とは、AIが自動的に画面さえあれば、人間と見分けが付かない存在を創り出します。つまり、アイドルやファッションモデルは実在しない人間でも生み出せてしまう仕組みです。
実例で紹介するとわかりやすいと思いますので紹介しましょう。
いち早く採用した企業は、ゴルフウェア等を展開する本間ゴルフです。
自社の新作ウェアのカタログ作成にあたり、実在するモデルを1人も起用せず、全身モデル自動生成AIで創り出された「実在しないモデル」だけに着服したカタログを作成されました。
従来のカタログ作成におけるモデル起用に関わる費用を自動生成AIの活用で削減できるのです。
どう見てもどこかにいそうな可愛い子だけどなあ~
AI活用でアイドルやモデルがいなくなるのか?
「アイドル自動生成AI」では、アイドルやファッションモデルは実在しない人間でも生み出せてしまうので、
これまでは実在するモデルで撮影していた画像素材だが、AIが背景写真と人間を合成することで様々なシチュエーションの画像素材を作成できる。
また、データグリッドの技術が一般にローコストで浸透するようになれば、多くのECサイトやD2Cブランドが人件費削減や「会社がイメージするモデル」を創出することでより企業やブランドの世界観を強く打ち出せるメリットもある。
考えるとまだまだ出てきそうですが、中にはAIに浸食される恐怖にも似た感情を覚えるかもしれません。
岡田社長いわく、「技術の発展で失業する可能性はあると思いますが、それはこれまでの歴史と同じように技術の進歩なので止めることはできない。人間が作業のような仕事をしなくてよくなれば、人間がより創造的な仕事に取り組める可能性が広がるのでは?」とおっしゃっています。
要するに、そうなった進化していく未来に私たちがどうAIを利用できるかが重要ですね。
確かに!変化のときには受け入れる勇気が必要だわ。
自動生成AIは私達の仕事や生活にどのような影響を与えるか?
データグリット社の岡田社長は「できるだけ量産・低コストで社会に導入できることを目指している」と語っていますが、ベースには領域を広めたり、個性を作るのは人間の仕事としてあり続けるとも語っておられています。
自動生成AIは私達の仕事や生活にかなりの部分で活用が期待できるためある程度の変化をもたらす事になると思われますが、前述のお話のようにすべてがとって変わる訳ではないようです。
実在しない人物画像を提供するサービス「INAI MODEL」を開始
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イメージナビ株式会社が実在しない人物画像を提供するサービス「INAI MODEL」をデータグリッド社の提携により開始しました。
「INAI MODEL」(いないモデル)とは、AIにより自動生成したバーチャルモデル画像の販売と、オリジナルモデル生成の制作依頼を受け付けます。
「INAI MODEL」の特徴は、
・モデルを使用した際のクレームリスクを軽減できること。
・実在しない人物画像なので契約が不要。
・モデルの解約トラブルや期限満了といった心配がなくなる。
・同一人物のポーズの違いが作りやすくバリエーションの量産ができるため、撮影コストが削減できる。
・各モデルが実在しないためメディアで口論や恋愛話が持ち上がることもない。そのため広告スポンサーに迷惑をかけるようなことがなくなる。
・フォトストックで解析度に応じて2万~3万3000円で購入することができる。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、「アイドルやモデルがいなくなる?AIが自動的に生み出す時代に」と題して紹介してみました。
AIに関するテクノロジーの進化には驚かされるばかりです。
これからの社会では、人とAIの調和がカギになるのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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